AverMedia GC553G2はMac用4Kキャプチャとしては微妙だった

PC

〜前書き〜

今までAverMediaのGC555を使うことによって、キャプチャソフト内の全画面プレビュー機能でiMac 27″ Retina5K -2019を外部ディスプレイ化していました。

デスクのスペース的にもiMacと別にもう1枚のディスプレイを置くことができなかったので、iMacを外部ディスプレイ化することによってPS5を楽しんでいました。

しかし、なんと、GC555がMacOS.14(Sonoma)以降サポートされなくなってしまいました(接続が認識されなくなりました)

常に最新のOSを使いたい自分にとってはこれは大問題です。

Boot CampでWindowsに切り替えれば使うことができますが、その度に再起動するのも面倒くさい。

そこでMac対応の最新4Kキャプチャ(2024/2月時点)「GC553G2」に乗り換えることにしました!

んで買ってみたのですが、タイトルの通り、Mac用の4Kキャプチャとしては「微妙」な製品でした😅

いまいちだった点についてまとめていきます!

4Kキャプチャは可能。だが「Macの場合は30fpsに制限される」

そうなんです!GC553G2は4K60fpsの録画を謳った製品でありながら、Macで4Kキャプチャする場合なんと、「30fpsに制限される」のです!

これは製品ページの注意事項にしっかりと書いてありました🥲

楽天のお買い物マラソンに間に合わせるためにIntel Mac対応だけ確認して慌ててポチったのがよくなかったです。

でもGC555が最新MacOSのサポートを打ち切って「Mac対応の4Kキャプチャが発売!」ってなったら、そりゃ「世代交代」と勘違いしてまうでしょ(>_<)

ちなみに4K(3840×2160)だけでなく、2560×1440も30fpsに制限されます。(Windowsで使う場合はいずれの解像度も60fpsでキャプチャ可能です)

キャプチャの遅延はGC555同等もしくはより大きい

自分のように全画面プレビューで外部ディスプレイ化するという特殊な使い方での問題ですが、全画面プレビュー時の遅延はGC555と同等もしくは場合よってはより大きいという結果でした。

いずれの機種も体感で0.2秒くらいの遅延があります。

ただ、GC555の場合は何度かThunderboltケーブルを挿し直すと「ほぼ遅延がない状態」になる時もあります。(機械の機嫌による)

対してGC553G2の方はThunderboltケーブルを挿し直しても、どれだけ設定をいじっても「0.2秒の遅延が縮むことがありませんでした」

まぁ録画やストリーミングという本来の用途と違う使い方をしているので文句を言うベクトルが違う気もしますが、最新機種が数年前に発売された機種より性能が低いのがちょっと残念です。

補足

ちなみに遅延についてはPS5の画面とコントローラーの両方から音が出るゲームで、「画面(iMac)とコントローラーの発音タイミングのズレ」で確認しました。

Windowsで使う場合は「USB3.2 Gen2」の対応が必要

Macでフレームレートが制限されるならBoot Campで使うか〜と本末転倒なことを思いながらBoot Campで立ち上げたWindowsに接続したところ、「なんと、認識されませんでした!」

これは自分が使っているiMac 27″ Retina-5K 2019の仕様のせいなのですが、Thunderbolt 3を搭載しているにも関わらず、USBとして動作するときには「USB3.1」になってしまうためです。

USB3.2 Gen2が必要なことも製品ページの注意事項にしっかり記載がありました🥲

楽天に踊らされて慌てて買ったのが全部裏目に出ました…

GC555と大きさを比較

せっかく3万オーバーの高級キャプチャが2台揃ったので大きさを比較してみました。

GC555、GC553G2大きさ比較2
GC555、GC553G2大きさ比較3
GC555、GC553G2大きさ比較3
GC555、GC553G2大きさ比較4

GC555に対して、GC553G2は約半分くらいの大きさです。

また、画像では伝わりにくですが、外板はGC555が金属で、GC553G2はプラスチックだと思われます。

持った時の重量感が全然違います。

また動作中の発熱も、GC555は触れないくらい熱くなるのに対し、GC553G2はほんのりあったかい程度。

その辺りの作りの違いからも製品スペックの違いが出ているように思います。

ナンバリングの通り、GC「553」G2は、GC「555」の下位に位置付けられた製品かもしれませんね。

画像や動画はないですが、LEDのイルミネーションはGC553G2の方が動きが滑らかで綺麗でした。

まとめ

ということでGC553G2がMac用の4Kキャプチャとしては微妙だったという話でした。

Appleシリコンの場合は現状GC553G2しか4Kキャプチャの選択肢がないですね。

Intel Macの場合はOSをアップデートしないか、Boot CampでWindowsを使うことによってGC555を使うことができます。

今回GC553G2を購入して不満だった点をあげましたが、今回上げた不満は「事前に製品ページをしっかり読めば回避できたこと」です!

みなさんも何かを購入する際は、製品紹介の注意書きまでしっかり目を通すよう気をつけてください!

では!

※結局GC555を手元に残し、GC553G2は売却しました。