DIY

エルゴヒューマンプロの座面を低くする

エルゴヒューマンプロは座面の高さが最低位でも460mmあります。(座面にメッシュを選択時)

モールドクッションを選択するとそこから-10mmの450mmとなりますが、小柄な人にとってはこれでも高いです。

バウヒュッテさんのページで調べると、座面高450mmというのは身長185cmの人の座面高の目安となってます。
(参考:バウヒュッテ公式HP 机の高さと椅子の座面の高さの関連性

そこで、この記事ではエルゴヒューマンプロの座面高を低くする改造について紹介していきます。

部品の交換だけで、元に戻せない改造ではないのでご安心ください。

▼ガスシリンダーを短尺のものに交換する

エルゴヒューマンプロ含め、一般的なオフィスチェアの高さ調整にはガスシリンダーが使われています。

オフィスチェアのガスシリンダー

ガスシリンダーは特殊品などでない限り、

  • 座面側φ28mm(画像の銀色の部分)
  • レッグフレーム側φ50mm(画像の黒い胴体の部分)

という規格のものが使われています。

エルゴヒューマンプロもこの規格のガスシリンダーが使われていました!

ココがポイント

・オフィスチェアのガスシリンダーは一般的に「座面側φ28mm、レッグフレーム側φ50mm」
・エルゴヒューマンプロもこの規格のガスシリンダーが使われている

1.座面とシリンダーを分離する

座面とシリンダーを分離するには「座面の底をゴムハンマーで叩く」という方法が一般的なやり方です。

でも、固着している場合はこの方法では抜けません。

その場合は「ベルトレンチ」を使います。

ベルトレンチで捻る力を加えながらゴムハンマで叩くと抜くことができます。

ベルトレンチを使ってガスシリンダーを外す作業風景

画像では見にくいですが、座面側の銀色の部分にベルトレンチを掛け、横方向に捻る力を加えながら座面の底を叩いています。

ベルトレンチはびんの蓋を開けるのにも使えるので、一本あると便利かもしれません。

ベルトレンチでも抜けない場合はより掴む力が強い「パイプレンチ」を使うのもありです。

ただ、パイプレンチを使うとガスシリンダーを傷つけてしまうので、外すガスシリンダーを廃棄するとき以外はあまりおすすめしません。

2.ガスシリンダーとレッグフレームを外す

次はガスシリンダーとレッグフレームを分離していきます。

固着していなければ下からゴムハンマーで叩いて外せますが、

固着している場合はコンクリートなどに叩きつけて外します。

コンクリートにガスシリンダーを打ち付ける作業風景

打ち付ける相手が木などの柔らかいものだと衝撃が伝わらず抜けません。

固いものに打ち付けて「しっかり衝撃を伝える」ことが重要です。

また、事前にシリンダーとレッグフレームの隙間にCRC-556などを吹き付けておくとより外しやすくなります。

※ガスシリンダーに傷をつけたくない場合は薄手のゴムシートを敷くといいです。厚手のゴム板(厚み10mm)を敷いた場合では衝撃が逃げて外せない可能性があります。(上の画像はガスシリンダーを破棄する予定のため直接打ち付けています)

ココがポイント

・固いものにしっかりと打ち付ける
・事前にCRC-556など浸透潤滑剤を吹き付けておく
・傷防止で何かを敷く場合はゴムシート(1mm厚)など薄手もので

3.短尺ガスシリンダーを取り付ける

元のガスシリンダーを外したら、新しく用意した短尺のガスシリンダーを取り付けます。

取り付け自体はレッグフレームと座面の穴に差し込むだけなので簡単です。

ただし、エルゴヒューマンプロは重量級オフィスチェアなので怪我をしないよう充分注意してください(※2人作業を推奨)

将来、再度取り外すことを考えて嵌合する部分にグリスを塗っておくことをおすすめします。

たー坊は下記のガスシリンダーに交換しています。

  • パスカルジャパン:G0311(ガス抜けにより交換)
  • AKRacing:短尺ガスシリンダー(現在使用中)

注意ポイント

AKRacingの短尺ガスシリンダーはレッグフレーム上端より入り込んでしまいます。

座面を下まで下げると、座面とレッグフレームがぶつかってしまうので、座面高の調整はぶつからない範囲で。

AKRacingの短尺ガスシリンダーを嵌めたところ
AKRacing短尺ガスシリンダー

※座面側が直径がΦ27mmと表記されていてガタつきが心配でしたが、特にガタつくこともなくしっかりと嵌合しています。

▼キャスターを固定脚に交換

ガスシリンダーを交換して、さらに座面を下げたいという場合は、

キャスターを固定脚に交換するという方法でも座面を下げることができます。

ただし、この方法は床がフローリングなどの滑りやすい素材の場合限定です。

椅子を引きずって動かすことになるので無垢材などの柔らかい材質の床にはおすすめしません。

固定脚に交換することでキャスターより-32mm下げることができます。

1.固定脚にカグスベールを貼り付ける

固定脚は接地面がプラスチックで、床に傷がついたり、摩擦が大きくて動かしにくいので「カグスベール」を貼り付けていきます。

ちょうど良い直径のカグスベールがなかったので「ビッグフリーサイズ」を買って円形に切っていきます。

ハサミでも大丈夫ですが、サークルカッターとカッターマットがあると綺麗に切り出せます。

サークルカッターでカグスベールを切り出す作業風景
サークルカッターで切り出しています

数に半端が出ますが、こちらの商品でもいいと思います。

2.キャスターと固定脚を交換する

キャスターを外して固定脚を取り付けます。

キャスターは手で抜ける場合もありますが、固い場合は隙間にマイナスドライバーを差し込んでこじります。

固定脚の取り付けは差し込むだけです。

注意ポイント

固定脚に交換する場合は必ず先にガスシリンダーを短尺のものに交換してください

※エルゴヒューマンプロ標準のガスシリンダーのままだと下に飛び出ている部分が床に当たります。

▼短尺ガスシリンダーと固定脚に交換して何mm下がった?

今回「短尺ガスシリンダーに交換」、「キャスターを固定脚に交換」を行うことで、エルゴヒューマンプロ(座面はモールドクッションを選択)標準の座面高45cmから-7cm下げることができました。

たー坊
たー坊
座面高38cmは、たー坊の身長の推奨座面高なんだ!

オフィスチェアの高さが合わなくてお困りの方はぜひお試しください〜

▼注意点

1.低身長向けに設計された椅子にはかなわない

今回、座面高を低くする方法を紹介しましたが、最初から低身長向けに設計された椅子にはフィット感ではかないません。

特に「座面の前後の長さ」は改造で短くしようがありません。

背もたれに腰を密着させることができないと、オフィスチェアの性能を発揮できません。

エルゴヒューマンプロは座面の長さを調整できますが、最小で(公式HPの図面では365mmとなっていますが)実測値で380mmです。

座面の長さが合わない場合はアーロンチェアのAタイプなど、低身長向けに設計されたオフィスチェアを選ぶことをおすすめします。

2.ガスシリンダーの廃棄方法は自治体に確認してくだい

ガスシリンダーには窒素ガスが圧力をかけて封入されています。

窒素ガスなので火災の危険はありませんが、シリンダーが破壊された時に圧力によって部品が飛散する恐れがあります。

念のため廃棄する場合は自治体に廃棄方法を確認してください。

こんな方におすすめ

  • エルゴヒューマンプロを使いたいけど座面高が高すぎて合わない人
  • DIYで作業がある程度できる人

注意ポイント

座面高以外の部分が自分にフィットするか確認する

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