車・バイク

2021年式NDロードスター試乗記

Anycaで2021年式のNDロードスターをお借りし、1日ドライブを楽しんで来ました。

お貸し頂いたオーナー様、本当にありがとうございました!

せっかくのなのでレビューを書きたいと思います!

たー坊
たー坊

忖度してない内容で書いているので、オーナーの方は気を悪くしないでください

お借りしたくたNDロードスターは、KPC(キネマティックポジションコントロール)付きでした。

この機能も体験したかったのでほんとに良い車両をお借りすることができました。

▼初めてオープンカーに乗ってみて

「オープンカーでしか味わえない気持ちよさがある」と巷では言われているので、たー坊も「いつかはオープンカーに乗ってみたい!」と思ってました。

恥ずかしがり屋な自分としては「周りから丸見えだし、物珍しくて目立つから恥ずかしくて無理!」って思っていたけど、今回は勇気を出してオープンでの走行もチャレンジしてみました。

そして初めてオープンにして走りだして思ったのは、

「意外と恥ずかしくない」

でした。

なぜそう思ったかと言うと、下の画像を見てもらいたいのですが、

運転席から見える景色が、「クローズドカー変わらない景色」だったからです。

これはたー坊の身長低く、背が高い人だと窓枠の上の青空も見えてより「オープンカーに乗っている」ことを実感できるかもしれません。

恥ずかしがり屋にとってはクローズドボディと変わらない景色にすごく安心感がありました。

オープン状態による風の感じ方ですが、帽子を被っていた事もあってか「頭部にはまったく風を感じませんでした」。

風の巻き込みもちゃんと抑えられているようで帽子が飛ぶ気配も一切なかったです(念のためあご紐は付けていました)。

頭部とは対照的に、腕や脚へはクローズドボディの車で窓を開けている時くらいの風を感じました。

もしかしたらサイドウィンドウを閉じればその辺りも抑えることが出来たかもしれません。

今回は屋根とサイドウィンドウともにフルオープンの状態しか試さなかったのでなんとも言えません。

山道を走ると鳥のさえずりがダイレクトに聞こえてきたのは気持ちよかったです。

しかし正直「クローズドの車で窓を開けてる状態とあんまり変わらないかも」と思ったのも事実です。

んー、たー坊は別にオープンカーじゃなくてもいいかなぁ。

「ひとりになれる空間」というのも、自分にとって車が好きな要素なので、無理してオープンカーを追い求める必要がないかなと思いました。

自分にとってオープンカーは不要。

それに気づけたのはとっても大きい経験でした!

▼乗り味について

国産車の中でも、「楽しい車」の代表格であるロードスター。

たー坊が今乗っている車が普通のステーションワゴンなので、「設計段階から走りを楽しむために作られた車」がどんな乗り味なのかすごくワクワクです。

1.ハンドリング

まず感じたのはその独特なハンドリング。

うまく説明できませんが、ステアリングを切り始めるとパタンと車体がロールして、そのあと急に旋回力が立ち上がる感じでした。
普通の車はロールも旋回力の立ち上がりも穏やかで、「ぅん、グィーン」と曲がっていく感じですが、今回お借りしたロードスターはロール速度が早くてそのあと旋回力が急に立ち上がるので「パタン、ギューン!」という感じでした。

サスペンションの初期の動きやすさとホイールベースの短さ、ステアリングのクイックなレシオやセンター付近の遊びの少なさがそう感じさせるのかもしれません。

車に慣れていない間はパタンとロールした後に急に強い旋回力の立ち上がるので、緩やかなカーブでは常に曲がり過ぎてしまう状態となってしまいました。

普通の車よりかなり繊細というか、「独特」な操作感です。

今まで試乗も含めて10台以上の車に乗ったことはありますが、こんな独特な操作感を感じたのは初めてです。

お借りして8時間ほど運転しましたが、ついに最後まで慣れることはありませんでした。

ちょっとネガっぽく表現していますが、ワインディングに持ち込めばギュンギュン曲がるコーナリングマシンと感じます!

急激な旋回力の立ち上がりは体感的に横Gを強く感じさせ、速度が高くなくてもとてもアグレッシブに走ってるように感じます。

非日常的を味わえてとっても楽しかったです!

もしかしてこの旋回力の強さはKPCの効果なのかな?

KPCのあり・なしの比較をしなかったのでわかりませんでした。

今思えばスタビリティコントロール切ればKPCも切れたはずなので試してみればよかったです。

また、着座位置がかなり後輪よりなので、長いフロントノーズを振り回してる感じを感じました。

例えるならサーフボードやスノーボードのパウダーボードのような感じです。(後ろから板の前を振っている感じ)

たー坊が普段乗っているV60と比べると、明らかに着座位置が後輪よりなのがわかります。

また、ホイールベースの短さの影響のためか、ステアリングをたくさん切ったときに「自転車でハンドルを切り過ぎたときのような突っかかり感」を感じる場面もありました。(タイヤからのインフォーメーションが良く伝わってくるからこそ、そう感じたのかもしれません)

2.ステアフィール

うーん、電動パワステらしい質感の低いゴムを捻る「ブニッとした感じ+ザラザラした感触」が少しありました。

このあたりたー坊が結構な電動パワステアンチなのでそう感じるのかもしれません。

でも「電動パワステもそろそろ成熟してきただろう」という期待もあったので、この質感は少し気になりました。

ステアリングインフォメーションはさすがスポーツカーです。

雑に全部を伝えるわけではなく、タイヤからの必要な情報をうまくフィルタリングしている感じがします。

そして操舵するときにはすごく駆動部の密度が詰まっている感じがします。

組み上げ精度が高くて精密な印象です。

このあたりの感触は価格が倍以上高い981ケイマンにも近いような気がしました。

3.アクセルとブレーキ

感動したのがアクセルのフィーリングです。

踏込みに対して出力の出方がとても自然です。

よくありがちな踏み始めで出力を強めにして力強さを演出するなど、不自然な味付けが一切なく、低速域から常用域まで思い通りに速度をコントロールすることが出来ます。

こちらは上述したハンドリングとは違い、慣れる必要もなく乗り始めからとても扱いやすく感じました。

ブレーキもストローク量ではなく踏力に応じて制動力が立ち上がるコントロール性重視の味付けでとても扱いやすかったです。

4.加速

高速道路の合流で5000rpmまで回してみましたが加速は十分です。

たー坊はサーキット経験がないのでターボのスポーツカーの全開加速に少し怖さを感じるのですが、NDロードスターはギリギリ怖さのない気持ちいい加速感でした。

高回転域の伸びについては、お借りした車両がまだ走行距離3000km程度で、レッドゾーンまで踏むのが恐れ多かったので確認しませんでした。

5.突き上げ感

突き上げ感はゼロではないですが、ほとんど気にならなかったです。

市街地、山間部、高速道路と合計200kmほど走らせてもらいましたが、その間に突き上げが気になったのは3回くらいです。

スポーツカーとしては十分快適な乗り心地だと思います。

▼外装

外装の見た目は個人的にはすごく好みです。

初めてNDロードスターが発表された時は「よくこのデザインで出してくれた!」と感動したのを覚えています。

最近の車にありがちなイカつさやエグみがなく、気品と新しさを併せ持つとても素敵なデザインだと感じています。

前から見たときの齧歯類的な可愛さも良きです。

サイドから見たときのロングノーズ・ショートデッキなスタイルもとても美しい。

全長が小さいのに寸詰まり感がないのも凄いです。

個人的にはアンテナは無い方が好みかな。

ちょっとだけラジコンぽく見えてしまいます。

今回お借りした車は色もすごくカッコよかったです。

おしゃれな色味のシルバーと幌のブルーの組み合わせがとても素敵でした。

▼内装

1.内装のデザイン、質感

内装については、鼓動デザインが出始めの頃と比較して、質感が高くなったように感じました。

鼓動デザインが出始めの頃にアテンザを見ましたが、外観のデザインの割に内装の質感が低くてがっかりした記憶があります。

今回お借りしたNDロードスターは、内装のデザインこそその時のアテンザに似ていますが、質感の低さは全く気になりませんでした。

(気のせいだったらごめんなさい)

スポーツカーらしくセンターにタコメーターを据えた3眼メーターはやはりかっこいいですね!

助手席のダッシュボードも手前側になだらかに傾斜していて、視覚的な腰高を軽減しています(視覚的に低重心に感じる)

センターコンソールの遠慮のない厚みもスポーツカーらしくてかっこいいです。

そしてそこには今では希少となった手引きのサイドブレーキが鎮座しています。

ドア上部はボディ同色塗装されていてカッコ良いです。

鉄板剥き出しのような無骨さも感じられます。

傷はちょっと心配ですね。

唯一気になったのはサイドブレーキのリリースボタンです。

ここは個人的にはプラスチックじゃなくてメッキがいいな。

んー、でも銀色のメッキより黒いほうが似合うかなぁ。

2.シート

シートは腰回りのフィット感がすごく良く、911やケイマンの標準シートみたいな感じでした。

肩周りのサポートがなくても腰のフィット感であるしっかりと体を支えてくれます。

着座位置も低くてスポーティな雰囲気を醸し出しています。

その副作用として靴を内装に当てないようにするのはすごく大変です。

サイドシルは高さと幅があるので、靴を当てないように乗り降りするには太ももと腰の筋肉を使って高々ともも上げする必要があります。

2ドアなのでドアの長さも長く、ドアを全開にできない状況では絶対に靴があたってしまいます。

内装に傷をつけないように車を維持するのは至難の技です。

そのあたりはNDロードスターに限らず2ドアスポーツカーの宿命ですね。

3.センタートンネルの張り出し

センタートンネルに「もっこりした張り出し」があります。

足の大きい人はちょっと気になるかも。

たー坊は靴のサイズが24.5cmですが、それでもほんの少し気になりました。

まー、これも慣れですね。

4.収納

助手席にはグローブボックスはありません。

その代わりに背もたれの間に収納があります。

開口は小さいけど、奥行きがあるのでティッシュやサングラスは楽に入りそうです。

背もたれの後ろに荷物が置けないかなと思ったけど、あんまり良さげではありませんでした。

座席を一番後ろに下げると潰れてしまいます。

オーナーさんも「座席の下に荷物が回り込むからあんまりよくないと思う」とおっしゃっていました。

面白かったのは取り外し可能なドリンクホルダー。

助手席の横と、センターコンソール後方で場所を付け替えることができます。

こういう気配りと工夫が日本メーカーらしくていいですね。

取り外しはちょっと固いので、外した勢いで内装を傷つけないように要注意です。

トランクは深さもあって、デイリーユースには十分な容量があると感じました。

▼幌の開閉について

幌の開閉は大変だけど運転席の着座位置から行うことができました。

1.開動作

天井にあるレバーを引くと固定フックが下がります。

それだけで屋根を開けることができようになります。

この段階で忘れずにレバーを戻す必要があります。

忘れると屋根の収納部分に干渉して傷つくことになると思われます。

それほど重くもないので、ここまでは着座位置からでも楽に行うことができました。

最後に畳まれた屋根を収納部にカチンというまで押し込みます。

ここのラッチが硬くて、運転席に着座したままでは脇腹がツリそうになりました。

一度降りて車外から押し込めば行えば楽に行うことができました。

2.閉動作

閉じる動作は問題なく着座位置から行えます。

まずは背もたれの間にある解除レバーを引きます。

レバーを引くと屋根がラッチから解除され引き上げることができるようになります。

レバーを起こして固定フックを下げておきます。

これを忘れたまま閉めると、内装を傷つけてしまうと思われます。

最後まで閉じたらレバーを戻します。

レバーを戻すときに固定フックがちゃんと引っかかることを確認します。

レバーを戻せばテコの原理で屋根がフロントウィンドウ側と密着して閉まります。

屋根開閉のレバーを操作するとサイドウィンドウが自動で少し下がるので、屋根を閉じたあとは自分でサイドウィンドウを上げる必要があります。

▼車内の静粛性

幌クローズの状態では60km/hくらいまでなかなかの静粛性の高さです。

声を張らずに普通に会話ができると思います。

対して100km/h巡航では少しうるさく、おそらく会話するためには声を張る必要があると思われます。

試しにスマホの騒音計アプリで騒音値を測ってみました。

比較対象として自分のV60も測って見ました。

路面状況については一番よく見る感じの路面です。

音の静かな黒いアスファルトやザラザラ感が極端に強い路面ではないです。

同一の道路で測定しているわけではないので測定値は参考程度としてください。

ちなみにV60は静粛性が高いほうの車だと思います。

まずは一般道60km/hの比較です。

驚くことに一般道60km/hではV60とほとんど騒音値が変わりませんでした!

オープンカーなのにすごい!

次は高速道路100km/hの比較です。

高速道路ではV60と比較して15dBほど高い値を示しました。

毒度が上がるとやはり差が開いてしまいますね。


このあたりはタイヤの違いもあるかもしれません。

  • お借りしたNDロードスター:YOKOHAMA ADVAN Sport V105
  • 自分のV60:TOYO PROXES C1S

▼まとめ

今回、2021年式NDロードスターをお借りし、約8時間・200kmの道のりを運転させていただきました。

次の候補の車としてお借りしてみましたが、残念ながらたー坊は候補から外そうかなと思いました。

主な要因はパタン・パタンとしたロールの動きとそれに伴う急な旋回力の立ち上がり、そして電動パワステのフィーリングです。

乗り慣れれば気にならなくかもしれませんが、ひるがえって好きなる補償もないし、たー坊にとってオープンにできることがそれほど特別な魅力ではないということもあります。

たー坊は候補からは外しましたが、NDロードスターからは間違いなく「細部までこだわって緻密に仕上げた質感」が伝わってきます。

この車の味付けが好みと一致するならば、人生において間違いなく素晴らしい1台になると思います!

今回の試乗は「もしかしたら自分はスポーツカーよりも普通の車のスポーティグレードのほうが好きかも」という可能性も考えさせられました。

やっぱり自分で体験してみることが大事ですね!

たー坊
たー坊

お貸し頂いたオーナー様、本当にありがとうございました!

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