ヒプノセラピーを受けてみて
ヒプノセラピーを受けてみたので感想を書いていきたいと思います。
結論から言うと、原因不明の不安感を解消するのに効果は絶大でした!
受けた後はかなりスッキリ感があって、自分が持っていた「誰かに詰められる気がする」という漠然とした不安感がだいぶ軽減されました!
ヒプノセラピーを受けてみたい、興味があると言う方の参考になれば幸いです。
ヒプノセラピーとは
早速ですが、まず「ヒプノセラピーとは?」という部分に触れたいと思います。
ヒプノセラピーとは
一般社団法人 臨床ヒプノセラピスト協会
「催眠」と呼ばれる変性意識状態を利用して潜在意識に働きかけ、心因性の問題の低減、解消を図るセラピーです。
ヒプノセラピーには、催眠下で暗示を与えることで悩みの解消や自己改革を行う手法や、幼児・幼少期の記憶を思い起こして原因を探る「年齢退行療法」などがあります。また、スピリチュアリズムの観点からヒプノセラピーを利用する方法として、前世の人生を体験して様々な気づきを得る「前世療法」や、愛する故人との魂のコミュニケーションを行うことで癒しにつながる「悲嘆療法」などがあります。
うん、怪しい。
正直に言うと自分はこの怪しさに惹かれて受けてきました笑
自分には日常的に「誰かに詰められる気がする」と言う謎の強い不安感があって、どれだけ振り払おうとしても常に湧き上がってくるこの不安感に苦しめられていました。
これほどまでに不安を感じるようになったきっかけが、自分の半生を振り返っても全然思い当たらなかったので、「原因はきっと前世にあるに違いない」と、もう藁にもすがる状態になっていたのです。
結果的には受けて大正解でした!
ヒプノセラピーは怪しいのか
受けた感想としては「全然怪しくなかった」というのが正直なところです。
「退行催眠」や「前世療法」という怪しいワードに、「もしかしたらちょっと不思議体験ができるかも?」と本来の目的と違う期待感もあったのですが、全然そんなことはなかったです。
施術が始まってまず思ったことは「あ、これ誘導瞑想やん」というものでした。
どんな内容だったか
実際に施術を受けてから半年ほど経って記事にしているのでちょっとうろ覚えになってしまいましたが、ざっくり言うなら、「今抱えている不要な感情(自分の場合は、誰かに詰められるという不安感)が発生する原因となった過去の出来事までイメージで遡り、今の自分の意識でその出来事を観察し、ただの悪い出来事ではなく、学びある出来事だったと再認識する」ということだと思います。
たったそれだけですが、その認識の違いで驚くほど負の感情が解放されます。
施術後はサウナの後みたいにめちゃくちゃスッキリ爽やかでした笑
施術中の状況としてはリクライニングチェアに(寝そべるような姿勢で)座り、目を閉じ、となりに座っている先生の指示に従って諸々のイメージしていくという感じでした。
誘導瞑想のようにゆったりとした言葉で誘導してもらい、過去にイメージで遡りました。
前世にも行けた!?
ヒプノセラピーを調べるとほぼ必ずと言って出てくる「前世療法」と言う言葉。
ヒプノセラピーを受けた身として、このことについてもう少し現実的(物質世界的)な側面から説明を試みたいと思います。
もちろん1回施術を受けただけの一個人の感想なので「ふーん」くらいに思ってください。
結論から言うと自分は「2世代前の前世に遡り、過去の自分を癒してきました」。
すいません、半分嘘です。
先程受けてみてどんな内容だったか書いたところで「不要な感情が発生する原因となった過去の出来事までイメージで遡る」と書きました。
自分の場合、誰かに詰められる恐怖を感じるきっかけとなった過去の出来事までイメージで遡ってきました。
そのとき自分に浮かんできたイメージは「3世代前の前世で、ヨーロッパの港町で父親にひたすら殴られ続ける自分」というものでした。
まだ少学生くらいの自分(イメージで出てきた過去の自分)は、何か理不尽な理由で父親に殴られ続けているようでした。
しかも、殴られながらも「いつか分かり合える」と信じてひたすら耐えていました。
そんな場面がイメージとして出てきましたが、これは本当に魂に刻まれた前世の記憶でしょうか。
自分の印象としてはちょっと違うんじゃないかなぁという感じでした。
自分の感覚としては、自分の【潜在意識】が「誰かに詰められるという不安」(という感情)を「3世代前の前世で、ヨーロッパの港町で父親にひたすら殴られ続ける」という【イメージ】で保存していたという気がしました。
「記憶」というより「印象」というか。
潜在意識は論理的思考じゃなくてイメージで情報を保存すると言います。
なのでイメージとして湧き上がったものが事実の記憶じゃないかもしれないし、事実である必要も無いと思いました。
むしろ湧き上がってきたものを否定せずに受け入れることの方が大切だと思いました。
浮かび上がるイメージは荒唐無稽であったり証明不可能だったりしますしね。
もちろんこれは個人的な考察なので断定することはできませんけど。
スピリチュアルが好きなら過去生と思えばいいし、苦手なら潜在意識のイメージと考えればいいんじゃないかと思いました😚
いずれにしても感情のリリースはいい感じにできると思いますよ。
自分はスピリチュアルを含め非科学の世界が好きなので、前世に行けたという人についてはシンプルに羨ましいです笑
あっ、思い浮かんだものは基本的に先生に伝えますが、「伝えたくないものは、伝えなくても大丈夫」なようです。
その点は人に言いたくないような記憶が思い浮かんできたとしも安心ですね。
いつの出来事だったか断定する
施術を受けていて印象的だったのがイメージで湧き上がったものについて「いつの出来事だったのか」を断定しなければいけなかったことです。
例えば上述した感情とは別の感情をリリースしてもらったとき(1回の施術でいくつかの感情をリリースしてもらいました)2才~3才くらいの出来事だと思うと先生に伝えたところ、「2才か3才のどちらのほうが印象が強いですか」と再度質問されました。
たった1才の差ですが断定するまで先に進ませてもらえませんでした。
ひたすら浮かんできたイメージに集中して、2才か3才かしっくり感がわずかに強い2才を選びました。
たぶんですが、断定させることで具体化しているのだと思います。
根源的感情まで分解する
もう一つ印象的だったのはリリースしたい感情を、「恐怖」などの根源的な感情まで断定しなければいけなかったことです。
例えば「人から必要とされなくなる無価値感」をリリースしたいと思っていたとしても、それをもうちょっと深掘りした根源的な感情のどれに当たるかを決めなければいけませんでした。
「人から必要とされなくなる無価値感」は「生きていけなくなる恐怖」というとこまで掘り下げてからリリースする行程に入りました。
うろ覚えですが、いくつか根源的な感情を言ってもらって、どれに当てはまるか選んだような気がします。
スピリチュアル的な考えもちょっと必要かも
施術自体はまったく怪しくない物ですが、スピリチュアル的な知識があった方が有利だと感じる部分がありました。
例えば、「生きているだけで価値がある」などのスピリチュアル的な知識が役に立ちました。
過去のトラウマとなる出来事(またはイメージ)を学びに転化する際に、「生きているだけで価値がある」と言う考え方をベースに学びに転化することがありました。
以下に、どんな感情をリリースしたいか忘れてしまいましたが、覚えている範囲で浮かび上がった過去の出来事と学びに転化した解釈を書いていきます。
【出来事】
3世代前の前世で父親にひたすら殴られ続ける。
【学びに転化した解釈】
世の中には分かり合えない人もいる。頑張って分かり合おうとせず、時には全力で逃げてもいい。
【出来事】
2世代前の前世で戦争で家族がみんな死んで一人で孤独を感じている。
【学びに転化した解釈】
愛を分かち合う関係は血の繋がった家族だけじゃない。これから出会う人とも愛を分かち合う関係を築くことができる。
【出来事】
0才の時に乳児用のベッドで天井を見ながら寂しさを感じている。
【学びに転化した解釈】
かまってもらえないということに愛情の有無やあなたの価値は関係ない。母親には母親の都合がある。
【出来事】
2才の時に兄におもちゃを取られて虚しさを感じている。
【学びに転化した解釈】
あなたが所有しているものにあなたの価値は左右されない。それを所有していなくてもあなたには価値がある。
こんな感じで「生きているだけで価値がある」というスピリチュアル的な知識があることによって学びに転化できた事が多数あったように思います。
この考え方がないと「加害者が悪いじゃん」というところで止まってしまったかもしれません。
あと、「人それぞれに宇宙がある」(イメージ出来たものや自分が感じたものが、自分にとっての真実)という知識も役に立ったと思います。
スピリチュアル的な知識を身につける前の自分だと、もしかしたら「人に証明できない」という理由で思い浮かんだイメージを否定してしまっていたかもしれません。
「直感で思い浮かんだことを思考で否定しないことが大切」という知識も役に立ったと思います。
あと、「魂の経験したいこと以外、自分には起きない」という考え方もベースにあると楽だと感じましたね。
それにしても振り返ってみると、自分の潜在意識は「2」とか「3」ていう数字が好きですね笑
まとめ
いかがだったでしょうか。
前世療法などちょっと怪しげな言葉が並びますが、受けた感想としては、「潜在意識にアプローチして、仕舞い込んでしまった感情を効果的にリリースするセラピー」だと感じました。
まだ人から詰められる恐怖は残っている感じがしますが、ヒプノセラピーを受けてクリアになったおかげで「家庭環境に起因すると」原因を分析することができています。
どういう家庭環境が「人から詰められる恐怖を感じる自分」を作り出したかはいずれまた記事にしますね。
決して虐待を受けたとかではないですが、一見普通に見える家庭でも人間の色んな特性が組み合わさると運悪くそうなってしまうかもですね〜。
ということで、今回はヒプノセラピーを受けてみての感想でした!
原因不明の不要な感情に悩まされている方はぜひヒプノセラピーを受けてみてくださいね☺️