ポルシェ 718 Cayman GT4 試乗記(内装)
Anycaで憧れだったポルシェ 718ケイマンGT4を1日お借りし、試乗させていただきました🥰
車好きとして稚拙ながらレビューしてみたいと思います。
前回は外装だったので今回は内装を見ていきます!
それでは、いってみましょ〜!
内装
内装もすごくかっこいいです!
981からデザインのベースが変わっていないので、目新しさや近未来感はありませんが「クラシカル「近代的」「武闘派」がミックスした戦闘的でかっこいいデザインです。
981と比べてエアコンの吹き出し口などが丸くなりましたね。スポーツクロノの追加の時計が吹き出し口の間ではなくダッシュボードの奥の方に配置されました。
ステアリングは一般の乗用車と比べると明らかに小径で、アルカンターラが程よいグリップ感を生み出してくれます。
小径だといっても運転中の舵角の微調整がやりづらいということは一切ありませんでした。
メーターは一般的な車に比べ幾分近く、すぐ手が触れてしまいそうな気がしました。こうやってみると確かに奥まっているというより手前に出てきている感じがしますね。
Aピラーやルーフライニングもアルカンターラで高級感があるといえばあります。
でもやはり全体的に高級というよりはスポーツ感が押し出された戦闘的な感じがします。
ドアノブがベルトになっていますが、使いづらいとは一切感じませんでした。
センターコンソール周りを見ていきます。
センターコンソールには運転制御に関する各種スイッチが並んでいます。
お借りした車はオプションのカーボンインテリアが装着されています。
スイッチの感触は少し硬めでクリック感がはっきりとした感触です。形状なども含め、同じフォルクワーゲン傘下のアウディっぽいといえばアウディっぽいかもしれませんね。
自分は車の内装の傷にめちゃくちゃ神経質なのですが、デザインが戦闘的なこともあってか、少々の傷は気にならない雰囲気がありました。
ナビ下のスイッチ群はクラシカルな印象ですね。
デザインとしてはカセットテープ時代の車のような感じがしますが、素材の質感もあって実物は古臭さを感じませんでした。
ナビの下のPORSCHEロゴの部分はSDカードやSIMカードのスロットのカバーです。
ナビは今回お借りした間ではそんなに使い込むことはできませんでしたが、普段から外車のナビに慣れている方ならまぁこんなもんだろうと思えるレベルだと思います(普段のメーカーによるかな?)
アームレストです。
表皮はアルカンターラで、形状も端正でスポーティな印象に仕上がっています。
開閉ボタンは右側だけにありました。ハンドル位置に関係なく右側にあるようです。
アームレスト下の収納は深さがほとんどないので本当に小物専用ですね。
USB端子があるので音楽データを入れたUSBメモリーやSSDを入れておけかもしれませんね。
オーナー様はサーキットでの6点式シートベルトでの走行用に、シートベルトキャンセラーと、その他リモコン類を入れてらっしゃいます。
グローブボックスです。
容量はセダンやミニバンに比べれば少し小さく感じるかもです。
続きまして、ドリンクホルダーを見ていきます。
自分はこのドリンクホルダーの機構が大好きです😊
ラッチの感触が曖昧なので、押しても出でこないと思ったり、閉じないと勘違いする人もいるかもしれません。
しっかり押せば問題なく開閉できました!
ドリンクホルダーは飲み物の容器の合わせて直径を可変できる構造になっていました。最も縮めた直径では缶コーヒーくらいしか入らないと思われ、ペットボトルを入れるには広げる必要がありました。
ドリンクホルダーを格納するには直径を一番縮める必要があります。
あと、ドリンクホルダー展開後にセンターのパネルを閉じてスッキリさせることはできますが、この状態でドリンクホルダーを格納方向に押すとパネルとぶつかって傷がつくと思われます😅
もちろんお借りしている車なので試しません!
展開・格納に工程が多いので人によっては面倒くさいと感じるかもしれませんが、使わない時にスッキリしまえるこの機構は個人的には大好きです🥰
あと、ちょっと気になったのでサンバイザーも見てみました。
ウナ丼さんがいつもチェックされてますので笑
ちなみにセンターのマップランプのボタンは手応えがグニュっとしてちょっと安っぽいかもです😅
シート
続いてシートを見ていきます。
この個体にはオプションのカーボンフルバケットシートが装着されていました。
シートの骨格はカーボンです。
個人的にはカーボンは高額ですが、「見た目」には高級感や所有欲はあまり感じないかな。
軽さと剛性を両立するための機能素材ですね。
シートにはオプションか後付けの6点式シートベルトが装着されていました。
座面にはちゃんと股ベルトを通すための開口も備わっているようです。
メーカー純正なのでシートベルトのキャッチがシートの内側にあるのがいいですね!
シートは電動で高さの調整が可能です。
よくある動き方の、シート前方部を支点におしりとバックレスト側が持ち上がるような動きだったと思います。
シートの幅は小柄な自分にとってはゆとりがあるサイズ感でした。
そして、自分と同じように小柄な人に向けて最重要事項をお伝えします…
なんと、
「ペダルに足が届かない!」
ლ(‘꒪д꒪’)ლ
ジャーマニーっ……でかいよ…
シートを一番前に出して、足を伸ばしてなんとか触れるレベルです。
幸いにもシートの高さを一番上げることでおしりが少しでも前方に行くようにし、アクセルは踵を浮かしながら、クラッチは左腰を浮かしながら踏むことによって、かろうじて運転することはできました。
この姿勢ではスポーツ走行は無理ですね…
(しばらく運転して、通常の走行なら問題なくできるようになりました)
ステアリングやシフトレバーは全然遠くないのになぜペダルだけ…
ちなみに自分の身長は158cmで、股下は71cmです。
今までドラポジがちゃんと取れなかったのはポルシェだけですね。
BMWもアウディも、今乗っているボルボも問題なくポジションが取れます。
昔タイムズのService Xで借りた991の標準シートもすごく遠いなぁと感じた記憶があります。
ほんと背が低いと人権は無いって言われるし、靴はレディースかユニセックスからしか選べないし、あらゆるものの適用範囲から除外されてる感じがしますね🥲
あ、記憶をたどるとなんですけど、今回のカーボンフルバケットシートより、991で座った標準シートの方が腰回りのサポートがしっかりフィットしていた記憶があります。
ちなみにオプションのクラブスポーツパッケージを選択して助手席足元に消火器が備わると、消火器に座席の前後調整レバーが干渉して、助手席の前後調整ができなくなるようです。
ペダルレイアウト
よく話題に上がるペダルレイアウトについても確認してみました。
下の写真はできるだけシートのセンターから撮影してみたものです。
右ハンドルだとやはりセンターコンソール側にオフセットされていますね。
自分はこのオフセットが「気になる」側の人間でした。
(そもそもまともなドラポジが取れていませんが)
ドラポジのことだけを考えるとやっぱり左ハンドルで乗りたいですね〜
ペダル右側にはスペースがあるけど、右に寄せれない何かしら理由があるんですかね?
なんか形状的にはボディじゃなくて内張だけが出っ張っているようにも感じます。(真偽は不明)
着座してペダルに足を置くと右足がセンターによっているがわかると思います。
できれば左のフットレストと線対象の位置にあって欲しいですね。
右足の母指球でアクセルペダルの中心を踏めば、多少オフセット感を緩和できる気もしました。
収納
最後に収納についてみていきます。といってもところどころ写真を撮り忘れています😅
まずボンネット内のトランクの写真は撮り忘れました。
フロントトランクは深さも広さも十分にありました。
エンジンがないにもかかわらず、運転後に熱気がこもっていたのが印象的でした。
リアラゲッジの写真です。
手前の部分は掘りも深く、結構広々だと思います。
ガーニッシュ奥のスペースについては、この個体はロールケージが入っていたのでかなり荷物が置きづらそうです。
写真は撮りませんでしたが、ガーニッシュ奥のスペースの両側に小物入れがあります。(下図 左)
リアからも前方からも遠く、めちゃくちゃ手が届きづらい位置です。
ロールケージがあることでさらに使うのが難しくなっていますね。
あと、フロントドアにもドアポケットとは別に扉つきの収納があります。(下図 右)
おまけ
ケイマンGT4とは関係ありませんが、6点式シートベルトが装着されていたので初めて付けてみました!
ベルトの調整を変えたくなかったのと、公道だと6点式のみでは違反になるので駐車場で気分だけです☺️
とってもレーシーな気分が味わえました笑
金具付きのベルトが6個もあるので、脱着の際に内装を傷をつけないようめちゃくちゃ気を使いますね💦
そして一番気になっていた股ベルトの装着具合なのですが、、
ばっちりタマタマに覆い被さる感じでした🤣
5点式と違って二手に分かれているので、タマサイドに避けてくるものだと思っていました!
もし6点式や5点式でサーキットを走るなら股間にファールカップとか付けたいですが、そんなの付けてる話聞いたことないですね。
股間アップのお見苦しい画像で申し訳ありませんでした🙏
次回は運転して感じたことについて書いてみたいと思います!
最後まで見てくださり、ありがとうございました!